NPO法人 寝たきり半分推進協議会
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脱線自在 タンパク質が足りない 2008/08/16 7:47 pm

内場先生の食に関係する話の中に、今の日本人はアメリカ人の食べ残しを喜んで食べているという、きわめて説得力のある話題がある。
私が納得してしまうのは、私にとって体験があるというだけかもしれないが、
なるほどと思のは二つのことを思い出すからだ。

話の内容は、内場先生にじかに聞いていただくこととして、ここでは私の思い出したことを書いてみたい。

一つは、
子供のころによく耳にした言葉に「タンパク質が足りない」というのがある。
はっきり覚えていないが、二十歳代でもしばしば耳にしたと思う。

私の二十歳代というと、1960年代である。
そのころまでは、日本人は戦争に負けたのは、肉を食べなかったからだと思い込んでいた。
肉を食べないから、体も小さく体力がないと、考えていた。
そして健康優良児などと言うのがいて、そういう少年は身体が大きいというだけで賞状が出た。

タンパク質が足りない、という言葉を思い出すと、その連想でもう一つのことを思い出す。
それは、1992年に角川書店から翻訳出版され、今では絶版になっている本のことだ。

「エコロジカルダイエット--生き延びるための食事法」というこの本は、20000円でも売れるのではないかと思うほど、欲しがっている人はいるが、初版が出た後、なぜか絶版になって、未だに再版の予定はないという。

今もアマゾンで古書を調べてみたら、一番安いのでも8500円と値段がついていた。

著者ジョン・ロビンズは、アメリカの食肉産業の最大手メーカーのオーナーの御曹司で、その後を継ぐへく帝王学を学んで大人になった。
ところが、何が気に入らなかったか、家を飛び出して、結局はヨーガを教える身分に落ちぶれたのである。

そして、巨大食肉産業が巨額の富を得るためにとんでもないことをしているという内幕を暴露したのである。

書き出しは、動物と言うものは人間には考えられないような賢さも、愛情も持っている。
鳥かごのとりでさえ飼い主が危険にさらされると助けを呼びに何キロも離れたところまで飛んでいく。

そのような動物たちを巨大食肉産業は、きわめて残酷な飼育方法で育て、残忍な殺し方をしている。
そして、小さな子供たちが肉を喜んで食べるように画策をした。

その方法は、「動物たちが喜んで人間に食べられたがっている」という内容の絵本を全米の幼稚園に配布するというものである。

その結果、アメリカ人は不健康になり、環境の汚染と破壊が広がっている。
内幕を知っている人にしか書けないような内容を書いた後、彼は次のように問う。

「人間にとって、タンパク質はどのくらい必要なのか」
さまざまな研究を調べ上げて彼は、栄養素の6%〜12%あればいいと結論している。
しかも、少なくていいと言う結果が出るような研究には、食肉産業界からの妨害があってしばしば、中断されていることまで触れている。

タンパク質が6%程度の食べものは何かというと、お米ですよと彼は言う。

そうなると、納豆か豆腐とご飯で、タンパク質は足りてしまう。

思い出したことはここまでだが、書いていて新たな連想が沸いてきた。

今の日本の健康産業では「アミノ酸が足りない」と騒いでいることだ。
例えば、
「○○酢には、アミノ酸がたくさん入っています。だから、健康にいい」

初めてコマーシャルを見たときは、耳を疑った。
酢の材料は米だ。
米を酢にすれば、中のタンパク質はアミノ酸になっている。
とすれば、これは米のタンパク質を強調しているコマーシャルといえるかもしれない。

それにしてもまだ、日本人はアメリカ人のようにでかくなりたいのかなあ。

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脱線自在 ナスの味 2008/08/09 9:04 am

猛暑が続く毎日だが、7月末ごろから少しずつ朝の空気が変わり始めている。
それに、おとといは立秋だ。
さわやかな秋風まで、もうちょっとなのだろう。

内場先生の話は、聞くたびに違った内容が心に伝わって、飽きることがない。
昨日は、夏のナスと、秋ナスの味の違いがわかるかという話から、興に乗ってきた。

聞きながら自問する。
生のナスをかじってみることがあるが、季節による微妙な変化には関心がなかったなあ。

話のポイントは「野菜がまずいと思うのは、おいしいという脳のチャンネルが開かないからに過ぎない。味をつけないで食べていると、ある日あるときポンとチャンネルが開いて、野菜のおいしさがわかる」というものだった。

帰途の電車の中で、この話から運動による感受性の目覚めについて思い出した。
それは、筑波大学の征矢英昭先生から聞いたものだ。
征矢先生は、もともとランニングの選手だったが、研究生活に明け暮れるのと、学内の雑事に翻弄されているうちに、心身の調子がおかしくなった。病院へいっていろいろ検査してもらったが、ここが悪いという決め手が見つからない。
そんなある日、しばらく運動をしていないことを思い出して、ジョギングを始めた。

「ジョギングから研究室に戻ると、空気が汚れていることに気がつく。部屋の埃や散らかっていることに気がつく。それで掃除を始めるのです」
そんなことをしているうちに、心身の調子は改善したという。
征矢先生は「運動をすると感受性が高まるのです」と、その話を結んだのだった。

感受性といえば、自分は朝と夜とでは、音に対する感受性が違うことに最近気がついた。
朝、テレビをつけるといきなり大きな音がする。
それでボリュームを絞って聞くが、そのボリュームで夜聞くと聞きづらいので、音を大きくする。
そして、朝になると、うるさいと思う。

どうしてだろう。

朝は、基本的にストレスホルモンとも呼ばれているグルココルチコイドの濃度も高いし、交感神経の活動も高い。
活動をするための、そういう内的環境は、やはり身体は感受性を高めているのかなあ。

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脱線自在 もしかするとK2の遭難は温暖化が原因? 2008/08/04 6:18 am

8611mの世界第二の高峰K2で、頂上付近の氷の塊が崩落して韓国の登山隊員6名が亡くなったという。
痛ましい事故は、近くにそのほかの国の登山隊もいるので、被害はもっと大きいかもしれないというニュースが、今朝のニュースサイトで報じられていた。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080803/kor0808032218008-n1.htm

私も歳のせいなのか、今年の猛暑は特別にこたえる。
ヒマラヤの夏も、氷壁が崩れるほどに高温になっているのか。
温暖化という現象は、本当にそうなのかはわからない部分が大きいと私は考えている。
けれども、人間の営みがもし、温暖化を呼び起こしているとすれば、それは文明の老化現象と、捉えることもできよう。

とすれば、温暖化は体で言えば活性酸素が異常に発生し続けていることといえるかもしれない。

オリンピックのヨットの会場となる海域に、藻が繁殖して、ヨットが走れなくなるという現象は、血糖値が高い状態が続いていることと同じかもしれない。

内場先生の最近の講演のなかで、歳をとっても血圧が上がっていかない民族がいるという話があった。
それは、塩分を取らない民族だからだとか。

文明の老化現象も、われわれ人間の生活習慣が変われば、もっとずっとゆっくりと進行するのだろう。

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脱線自在 やさしいほど厳しい 2008/06/08 10:52 pm

「いつもは、もう2〜3センチ少ないんですけど」
「今日は厳しく計っていますから」

「もっとぎゅっと締めてはかってください」
「そんなことをしたら、腹囲が減ってしまうじゃないですか。少なくていいのは、ゴルフのスコアぐらいです」

信州大学公開講座の「シニア健康講座」の本年度の第一回が6月8日に行われた。
参加者の体力測定の中で私は、男性の腹囲測定のお手伝いをした。
「メジャーを当てて測定するのって、客観性があるのかな」

いまや特定検診が義務だ。
日本中どこでも行っている。
でも、同じ被験者を測定者Aと測定者Bとで測ったら、腹囲は数センチは違うだろう。

それに、いかにもメタボ腹だと思える人でも、82センチ程度だったりする。
男性85センチがメタボ基準というのは、見た目で主観的にそう思えるのと比べて、どのくらい根拠があるというのか。

特定検診てどんな意味があるのか。
日本は法治国家。
法律に基づいた事業だけが正しい。
これでいいのだ!!

とはいえ、シニア健康講座は面白かった。
信大の先生の指導で、エクササイズが行われたが、だんだんもりあがって、こういう取り組みなら継続できるなと思った。
実際、五年間続けて参加している方々も大勢いたようだ。
エクササイズは、私も取り入れようと思ったものがいくつかあって収穫だ。

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脱線自在 電話 2008/06/07 9:36 pm

その日彼は、不思議に沈んだ声で電話に出た。
いつもは、「窪田です」と明るく元気な声が返ってくる。それが電話をする楽しみでもあるのにだ。

私は、その日、第八回臨床血圧脈波研究会に参加して、内場先生から預かった本のことを彼に知らせようとしてかけたのだったが、私が語り始める前に彼は「○○さんが脳梗塞で倒れた。だいぶ重症だそうだ。今日、松井が病院に行っている」と語る。

「えっ? つい先月、ようやく出来たばかりのシャンプーを大きく広げようという話をしたばかりじゃないの」
「うん。授業を終わって教室を出たところで、倒れたんだって。48歳だ……」
「……」
しばし沈黙が続いた。

彼は言う「こんなことになると判っていたら、form(血圧脈波測定器)で測ってあげていればよかった。いつも測っていれば、危険性を察知できたのにな。いつもここにあるんだもの」
「うーん。お客さんがきたら、商談の前に必ずformで測定するとか」
この言葉に彼は、
「内場先生はすごいことをしているよね。だれかれ関係なくみんな測定している。これって本当にすごいことだね」と。

我がNPOの宣伝のような話だがこれは実話だ。
今までに、40歳台の後半から50歳台の前半に、倒れて寝たきりになったり、亡くなった知人を私は何人も知っている。
二人の頭をよぎった言葉は、ストレス、食生活の乱れ、食品に含まれている有害物質、……。
私たち自身がいつどうなるかわからないのだ。

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脱線自在 朝の探査行動4 2008/05/23 10:05 pm

その3. 

洗顔、歯磨きそして、髪をとかすのはバタバタとしないで、ゆっくりしよう。

布団の中の猫のポーズやヨーガなどが体幹の筋肉や血管を刺激するのに効果があるのに対して、洗顔や歯磨きは抹消の血管や皮膚に刺激を与えて、自律神経の調整機能を活発にしてくれるに違いない。

私は、朝起きて冷水摩擦をする。
冷水摩擦といっても、夕べタオルをしっかりと絞って枕元においたもので、全身を軽くこするのだ。
強く激しくやるのは、バツ。

気持ちよい圧力と速さでこすればいい。

皮膚をこすって、血管や筋肉に刺激を与えるためではなく、末梢にある求心性の神経、つまり感覚神経に快適なサインを送って、脳に今朝も気持ちがいいなという身体からのメッセージを伝えられればいいという考え方だ。

夜下着のままパジャマを着て布団に入り、朝そのまま服を着る人がまれにいるが、そういう人は風邪を引きやすいといわれている。

同じことであろう。

冷水摩擦はともかくとして、洗顔、歯磨きは、ゆっくりと時間をかけるのが、朝のチューニングの仕上げだ。
女性は、お化粧も末梢神経を刺激するので、チューニングプには、いいはずだ。
もしかすると、女性の方が長生きするのは、お化粧の健康効果か??????
だからといって、あまりお化粧に時間をかけて困る人もいるので、ほどほどに……。

最後にヨーガ教室から一言
朝10分から15分かけて身体を柔らかくしておくと、一日中からだが軽く快適になります。
能率が上がり、ミスが少なくなるので、朝の10分、15分の時間は、昼間に1時間多く仕事をしたのと同じだと思ったらいいと思います。
10分の早起きヨーガは、1時間の得。

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脱線自在 朝の探査行動3 2008/05/11 11:09 pm

朝は筋肉が硬く力も出ない。
高くなっている圧力で、勢いよく脳に血液が送られることとなる。
モロに脳の毛細血管を攻撃する。
途中にブヨブヨのコレステロールの塊があればそれを拾って、脳にまで運んでしまうかもしれない。

朝起きたときには、ウォーミングアップをする生活習慣が必要なのではないか。
それは、三段階ある。

その1.
 
まずは、目が覚めて飛び起きない。
若いうちは、遅刻しないように飛び起きなければならない。
管理職になったら、遅刻や、朝の打ち合わせ、顧客とのアポもすっぽかす勢いがいい。

布団の中で、しばらくモゾモゾするのがいいはずだ。
うまい具合に、歳をとると朝の目覚めが早くなるから、それほど困ることもあるまい。

その2. 

次にすることは、簡単なヨーガなどでストレッチがお勧めだ。

テレビドラマを見ていると、お目覚めのしるしに伸びをしているカットがある。

なんでのびをするのだろうか。

目覚めのときの動物の自動的動作なのかもしれない。
丸くなって寝ていた猫や犬がおきだすときに、前足を出して伸びをする。
ヨーガにはこの動作を真似た、伸びのポーズというものがある。

起き上がったら、フトンの上で、気持ちいい方向に気持ちのいいようにゆっくりと身体を伸ばしてみよう。
自然に、身体は気持ちのいい動きをするはずだ。ヨーガ教室などでポーズを覚えれば、もっと細かいところまで気持ちが良くなる方法が身につくに違いない。

この意味をあえて言うならば、体幹筋肉を刺激することで、よりセロトニン神経の活動を高めるはずだ。
こうしたセロトニン神経の高まりは、昼間の活動の準備のためのアイドリングに当たる。

内分泌や自律神経を束ねている視床下部の働きを適度に調整してくれるのだ。

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脱線自在 朝の探査行動2 2008/05/09 11:01 pm

注意力、記憶力、理解力を高めるには、血圧を上げて脳の血流を増やなければならないに違いない。
だからなのだろうか。
自分で測定しての結果に過ぎないが、パソコンを使っているとき、仕事の電話などをかけたとき、面談などのとき、意外に血圧が高い。
白衣高血圧などもこの部類なのかもしれない。

ところで早朝は、当然のこととして筋肉にも栄養を送らなくてはならない。
しかし、寝ている間に筋肉は硬くなっている。
朝起きたときの体の硬さは誰でも経験すると思うが、力が入らない時間帯でもあるようだ。

10年ほど前、広い畑をやっていたときに、古い耕運機をもらった。重たいハンドルを回してようやくエンジンがかかるというやつだ。
ある朝、起きてすぐ6時ごろにこの耕運機を使おうと思った。
ところが。
ハンドルがあまりにも重くて回せなかった。
加齢による衰えは、こんなにも早く来るのかとびっくりした。

それが昼間にと、再度挑戦するとハンドルは軽い、軽い。雑作なくエンジンのバタバタという音を聞けた。
これが原始時代だったらどうなるか。
早朝に、外敵に襲われたらひとたまりもないに違いない。

現代でも、血圧などの高い早朝の時間帯に、さらに筋肉にエネルギーを送るようなジョギングなどは危険だといわれていることと通じるように思われる。

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脱線自在 朝の探査行動 1 2008/05/04 10:26 pm

新聞を取らなくなって、かれこれ20年近くなる。
それは朝の貴重な時間に不要な記事までつい読んでしまう不合理(?)を回避するためだった。

だからといって、合理的な生活を送っているわけではない。
それでも、ごみ出しをする手間を減らせたし、新聞代を本にまわすこともできた。

ところがいつの間にか朝パソコンをつけて、ニュースを見ないと一日が始まらなくなってしまった。
どうでもいい記事を読んでしまったり、あれこれと小一時間かかったりする。

なぜそういう風になってしまうのだろうか。
思い巡らして、これは早朝血圧が高くなることとつながるのではないかという結論に至った。

つまり、朝起きてから新聞やあれこれとライブ記事を読み漁るのは、原始時代にご先祖様たちが行っていた探査行動ではないかという結論だ。

ご先祖様たちも、朝起きたら腹が減っている。
まずは朝食のための狩に出たに違いない。危険がないかを入念にチェックしてから、猟場か漁場へ向かう。

途中も注意を怠らないことは言うまでもない。
狩を始めるまでには、約一時間というところだろうか。

この時間帯こそは最高のパフォーマンスが要求される。
注意力だけでなく、たぶん記憶力も、理解力も高いに違いない。
グルココルチコイドのレベルが高く、血圧も血糖値も生半可な高さではないはずだ。

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